[K2183] SEIKO インジケーター21石 [販売済]
ミント品です!!
☆以前「街の時計屋さんで眠っていました」ってシリーズで、デッドストック品を10本くらい出しましたが、この一本も同時に仕入た一本で、基本的には街の時計屋さんで売れずにストックされていた品なのですが、どうやらその時計屋さんにストックされていある時点からインジケーターの作動が上がりきらない症状が出ていたようで、機械の分解と調整の痕跡が見られたため、当店では「デッドストック」品の扱いでは販売しないことといたしました。が、まあエンドユーザーに実用使用されたものではありません。
*そのインジケータの調整で当方でも時間を要しましたが、調子が出ましたので今回ここに「ミント品」として販売いたします。
*リューズがケース内部に引っ込む形状の外装で、手巻きの際には指でつまんで巻き上げることができないため「重く」感じますがこれはその形状故ですのでご承知おきください。ケースは総金メッキ20ミクロンという、ちょっと変わり種ですね。通常は総金色の場合トップが金メッキでバックは金張にするものが多いです…..ま、20ミクロンかけているので薄い金張並かとは思います。
そのメッキの状態も、時計店で今までしまわれてきた保管状態はまあまあの様で、棚ずれで表面的にはヘアラインや薄い擦れは見られますが、使い込んだ劣化は全く見られませんのでケースエッジは非常にシャープに保たれております。文字板も綺麗ですが、おそらく機械調整の際に針抜きした時にできたと思われる、ほんのわずかな傷が6時上/針センター下にみられます(気づきません)。その他は自然な経変化による薄い焼けが全体的に出ていますね。
*先に触れましたが、機械はインジケータのフル巻き上げ表示になりづらかった状態をきちんと調整したうえでオーバーホールいたしました。このインジケータの作動は当モデルの一番の「泣き所」です。過去にも相当本数の不調個体を直してきましたが、これはもうこのモデルの持つ宿命なのでしょう。というわけで現在は完全に調子が出ております。なお、21石モデルは後期型で、初期は17石でスタートしております。
*ベルトはモレラート社18mmクロコのクラシック仕上げグロスものを装着しております。テイパーしたデザインがまさにクラシカルです。尾錠は14mmとなります。
*いかにもヴィンテージなバトンインデックスのダイアルにアップダウンインジケーター付で愉しい一本。ケースヴァリエーションがいくつかある中で、このサイズが一番大き目です。なによりセイコー自動巻き第一号機!機械自体がスイス某メーカー製ソックリ過ぎるという指摘もありますが、とにかくお勧め!!
製造年 |
---|
1959年 |
機械 |
自動巻 |
精度コンディション |
プライス |
自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
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金メッキ |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
36mm |
備考 |
2015年1月OH済み |
管理番号 |
K2183 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。