[S2690] ロンジン ツインバレル cal.L990.1 [販売済]
スウオッチ入り前渾身作
[販売済]
☆スイス時計業界で歴史的に重要なブランド、ロンジンですが、1983年にはSMH(現スウオッチグループ)に統合されてその独立性はほぼ失われます。そんなロンジン、1970年代後期になって、機械式自動巻に渾身の作を投入しました!そのキャリバーこそがこの個体に搭載されたL.990です。
*機械式時計の原動力は「ゼンマイ」ですが、そのゼンマイを収めた筒状の歯車を「香箱(コウバコ)」といい、英語表示は「Barrel]….バレルとなります。
通常のほぼすべての時計ではそのバレルは一つなのですが、こちらのムーブは上下2段重ねにバレルを備えております!それは何故?
…..ゼンマイはその性質上、一杯に巻き上げた際が最大の「トルク」(この場合は解れようとする力)を発生し解れるにしたがってトルクが落ちていきます。つまりは機械の歯車を伝わる伝達力が弱まるわけで、力の最後に到達する「テンプ」を駆動する力も弱まるわけで、「精度」に影響を与えます。そのトルクの落ち加減を2個のバレルに収めたトルク特性の異なるゼンマイを組み合わせて補おうとした原理で、実は懐中時計の時代から考案されていた物ですが実現した機械は極々少数でした。
そのアイディアを現代流にしかも「薄型ムーブメント」に結実させたムーブがこのL.990でした。
*という超力作なのですが、時代が悪かった….すでにどんなに良い機械式を作ってもクオーツの精度には絶対にかなわなかったという事です。そして独立系マニュファクチャラーからSMH・スウオッチグループへとブランドの役割を変えてきたのが現ロンジンとなるわけです。(……)
◎機械式現役時代の自動巻最後の力作と言ってよい個体です。どうぞお愉しみください。
純正ブレスを含めて、全体に使い込みは少なく、バランスを損なう大きな傷も見られません。ミネラルガラスにはヘアラインがいくつかありますね….この機械、復活すべきではないでしょうかね?!
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製造年 |
---|
1970年代 |
機械 |
自動巻 cal.L990.1 |
精度コンディション |
プライス |
自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
---|
ステンレス |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
33mm |
備考 |
2022年11月OH済み / 純正ブレス長さ19.7cm(時計本体含む) |
管理番号 |
S2690 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。