[R394] ROLEX         セミバブルバック ref.6332 [販売済]

[R394] ROLEX         セミバブルバック ref.6332 [販売済]

最初期セミバブル!
          
自動巻腕時計を実用品として世に認知せしめた「バブルバック」
1930年代に登場し、40年代を通じてその防水ケース「オイスター」とともにロレックス社の「顔」となったのは皆様御存じの通りかと思います。
しかし、時代が50年代を迎える頃から世間では腕時計の「視認性」をより求める傾向が強くなり、紳士用腕時計のサイズも拡大化が始まります。
ロレックスとしての回答が、この「セミバブルバック」でした。
NAサイズ(9.3/4”’)Cal.630の基本構造はそのままに地板部分の外周を追加枠で一回り大きく拡大したCal.645とし、大型文字板を安定的に取り付け、かつ大型化したケースにも直接「機械留めネジ」で固定できるようにしました。(同時に巻上構造のヴァージョンアップや緩急針調整窓も追加しています!)
このようなベースムーブを「流用」することによりアップトゥデイトさせた経営センスはさすがです!
実際のところより大型の「両方向巻上」自動巻きCal.1000系は既に開発を終えて正に市場に投入される直前のタイミングであり、セミバブルはロレックスにとっては「つなぎ」であった感が否めませんが、この狭間のモデルにこそ製造期間の短さも相まって意外なレアモデルが出てくるものです。
で、この現品デスガ、まずケース形状に注目です!
通常見慣れたオイスターケースはケースサイドが曲線的に盛り上がったふっくらしたラインを描きますが、現品は直角的におとされており、これはこれでとてもシャープなイメージを与えることに成功しており、個人的には大変好きなケースラインです!
また、文字板にも特徴があり、外周部はあたかもインナーベゼルのごとくにすり鉢状にスラントしており、中央部の文字板表面部が強調されています。
実際のインナーベゼル相当部分を除いた中央部の文字板サイズはどうも最終バブルRef6050当たりの「拡大された文字板」と同一サイズのようにも見えますので、この部分も本来は6050当たりに組み込むようにデザインしたものを外周部にミニッツトラックをプリントした現品のインナーベゼル相当のパーツを「後付け」したようにも見て取れます……まぁ、そうではないかもしれませんが、このダイヤルは希少な独特構造ですね。(後年のオイスターケース50周年モデルの文字板がこの構造とそっくりです!!)
文字板の表面は所謂「パウダーホワイト」で中央部にちょっとした焼けがある以外は程度良好です。ケースも恐らくノーポリッシュかと思います。
機械の表面ロジウムメッキもごくごく自然に渋さが出た様相で過去の分解歴は数回以内に見受けられます。
また、付属するリヴェットオイスターブレスはエクステンションタイプで、伸びも無くシッカリしています。
セミバブルの最初期の味わい深い一本。ぜひお勧めいたします!!!
         

製造年
1954年(裏蓋刻印)
機械
自動巻 cal.645
精度コンディション
プライス
自然故障6ヶ月保証付
¥SOLD
素材
ステンレス
ケース径(リューズ・ラグ含まず)
33.5mm
備考
2012年10月OH済み / エクステンションブレス付き
管理番号
R394
 
 

精度コンディションについて

  • 当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます

  • 現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。

  • 1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
    2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。

  • 要OHの状態です。日常使用には向きません。

*アンティークウォッチは当時の技術水準で製造されておりますので、現代の時計と比較すると、精度面で多少劣る場合もございます。  その為、1日最悪±3分前後の誤差は御了承下さい。 *但し、上記の状態全てにおいて現状販売でお買上げの場合、無償修理・クレーム等は一切お受け出来ませんのでご容赦下さい。