[K1718] SEIKO 45GS [販売済]
10振動専用機=Cal.45
[販売済]
やはりこのキャリバー45系を目の前にすると、いつでも「感激」します。
セイコーは1960年代初頭より「高振動」のムーブメントの研究・開発に着手したようですが、亀戸セイコーが開発・発売したこの45系10振動ムーブメントの最大の特徴は「専用機」であったところでしょう。
ここで、セイコーが開発し発売にこぎつけた紳士用ハイビートムーブメント初出を列挙すると、
★57系10振動手巻…..1967年諏訪:ロードマーベル36000
★56系8振動自動巻…..1968年亀戸:KS/GS
★45系10振動手巻…..1968年亀戸:KS/GS/VFA
★61系10振動自動巻…..1968年諏訪:GS/VFA
★51系8振動自動巻…..1969年亀戸:プレスマチック
★52系8振動自動巻…..1970年亀戸:ロードマチックspecial
となります。
意外なことに、この中でハイビート専用として当初より完全新設計で造られたものはこの45系ムーブだけなのです。その他列記した諸モデルは全てその直前に出たベースキャリバーがあるか、または当初より振動数のバリエーションを想定して製造されたものです。
そして、この45系12型ムーブは「高振動」を視覚的にも感じさせる、かなり「尖った」感のある
機械に見えてなりません…..それまでのどちらかと言うと曲線的なプレート(地板)形状が多かったものが、特にテンプブリッジの形状などから受ける「尖鋭的直線」とでも呼びたくなるものになっています。異質と言えば異質な外観の「手巻ムーブメント」と言えるでしょう…..でも、亀戸の開発者たちは、敢えてそこを「狙った」と思います。いままでの機械とは「違う」のだと!見た目にも違いを際立たせたかったはずです…..そんな色々50年前の開発当時に思いを馳せると、この45ムーブを目の前にするだけで私は「感激」してしまうのですよ!
みなさんも是非この45ムーブで感激をシェアしてみてください!力強い日本製品とその創造力を感じてみてください!!!
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製造年 |
---|
1969年 |
機械 |
手巻 |
精度コンディション |
プライス |
自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
---|
ステンレス |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
35mm |
備考 |
2013年3月OH済み |
管理番号 |
K1718 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。