[K1902] シチズン マスター [販売済]
輸出モデルとの事ですが….
[販売済]
☆「マスター19石」….モデルとしては同社の「新本中三針」機械の最高級ヴァージョンです。昭和34年から市場投入されました。
*新本中三針についてですが、機械的にはスモセコの機械の上に中三針化するためのユニットを取り付けたタイプの初期センターセコンド(中三針)で見られる形態に見えますが、実はさに非ず…..。このシチズンの新本中三針は専用設計のモデルで昭和30年に9/11/15/17石の各モデルが発売され、とても優秀な仕上がりで調子良く作動したと古い時計職人さんから聞きかじった覚えがあります。
時代背景では、昭和20年代後半から30年代にかけては何しろ伸びゆく日本経済と共に多くの国民が腕時計を購入できる時代となり、旧式のスモセコではなく皆がセンターセコンドを求めたと言われています。シチズンでも戦後すぐから既存の自社ムーブに中三針化の改造ユニットを追加したモデルを出しておりますが、どれもイマイチで、専用設計のこの新本中三針に至りやっと上手くいったようでした。因みにライバルのセイコーでは昭和25年には専用中三針機の「スーパー」を市場投入しておりますので、シチズンとしては相当な焦りもあったのかと推察されます。5年遅れでスーパーに追いついたとも言えますが、内容的にはスーパーを凌いでいたように感じますね!初期のスーパーは結構不調な品も多かったと聞いていますし…….
*新本中三針の19石モデルは昭和32年になって市場に投入され、それをベースに新本中三針型の最後を飾る製品として「マスター」の銘で発売されたのが現品です。
◎現品の19石モデルは新本中三針の最高石数モデルです。凝った文字板の地紋仕上げといい結構愉しい一本です。使ってみてください!!
製造年 |
---|
1960年 |
機械 |
手巻 |
精度コンディション |
プライス |
自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
---|
金メッキ / ステンレス |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
34mm |
備考 |
2013年12月OH済み |
管理番号 |
K1902 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。