[K2083] SEIKO      16振動プロトタイプ [販売済]

[K2083] SEIKO      16振動プロトタイプ [販売済]

[販売済] ハイビート実証実験機!
           
☆機械式時計の精度追求に対する最高の切り札とも言えた「ハイビート」化。
このパーツに掛かる重度負荷を検証し、抗耐性の素材やオイルなどの実証実験を重ねるためにセイコー社内で技術者たちが既存のムーブメントにほぼワンオフで造り上げたハイビート化パーツを組み込んだ、正に実証実験用のプロトタイプ機がこの現品です。
当時は8・10.16.20振動などの複数の高振動改造を施し実証実験に使用した模様で、過去に当社でも10本ほどの同様プロト機種を観ております。ベースとなった機械は全て44系のもので、これは恐らくテンプ受けの形状がブリッジ状でハイビートが脱進機に与えるであろう負荷に対する高強度を期待されての選抜であったのではないかと推察しておりますが、いかんせんこのハイビート研究時の資料はなんら世に出ておりませんので詳細は不明ですね……。

*上記の目的で改造された実験機ですので、市販を想定した「耐久性」や製品としての「仕様統一」などは全く考慮されておりません。現品も市販品ではGSに搭載されたCAL.4420B=5振動をベースに改造して本来市販品では4420Aが搭載されるべきKSクロノメーターのケースと文字板に組み込んでいますが、市販想定では全くありませんの当然ではあります。また、ハイビート化に当たって改造組み込みされたパーツ自体は当然ながらスペア等一切当時から存在しませんので保証を付けることはできません。この手の試作機を腕に着けて日常使用されるとは考えずらいですが、もし何らかのトラブルが出ても基本的に修理対応できませんのでその辺の「リスク」があるという経緯は御理解下さいませ!

製造年
1965年
機械
手巻
プライス
現状販売
¥SOLD
素材
ステンレス
ケース径(リューズ・ラグ含まず)
36mm
管理番号
K2083
 
 

精度コンディションについて

  • 当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます

  • 現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。

  • 1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
    2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。

  • 要OHの状態です。日常使用には向きません。

*アンティークウォッチは当時の技術水準で製造されておりますので、現代の時計と比較すると、精度面で多少劣る場合もございます。  その為、1日最悪±3分前後の誤差は御了承下さい。 *但し、上記の状態全てにおいて現状販売でお買上げの場合、無償修理・クレーム等は一切お受け出来ませんのでご容赦下さい。