[K2161] SEIKO 56KSクロノメーター N.O.S [販売済]
街の時計店で眠ってました(10)
☆街の時計店で眠ってましたシリーズもこれにて終了。また、近いうちに同様のデッドストック品を仕入れられるとよいのですが….。
というわけで、56KSクロノメーターです。常々言っておりますが、56系KS/GSこそはセイコーの先見性をとても良く体現した製品だと思います。
ハイビートであっても10振動ではなく8振動……90年代に入り復活したスイス機械式の機械は圧倒的に8振動の機械が多かった……また、現役で自社ムーブを製造し続けるロレックスでも8振動機C.3035は1977年のデビュー!
どうでしょうか?セイコーはこの8振動機を1970年に実用機として市場投入しております。実際実用においては10振動C.61系のごつくて厚いケースに比してより薄くシャツのカフへの収まりも圧倒的に56が優位なんです。また振動数を8振動とすることで機械のパーツ類への負担を抑えかつ精度はロービート機を大幅に凌ぐわけです。つまり「良いとこ取り」です。
ヴィンテージウオッチ市場でも結構な流通数が残る56系はKS/GSの中では一番入手しやすい分軽く見られがちですが、腕時計を実用品として、かつ高精度を求めた場合にはこの56系に勝るものは当時のスイス製を含め、少ないと思います。
*そんな56KSを当時の国内正規クロノメーター検定機関である日本クロノメーター検定協会でお墨付きを得て市販されたものがこの一本です。正直性能はノーマル56GSと比較しても何ら差異はございませんね。(56GSの立場はどうなっちゃってたんでしょう?)
*街の時計屋さんで棚卸され長らく眠っていいた間にオリジナルのベルトはその裏面の樹脂系コーティングがボロボロになりました。。。。過去に相当本数の同様なデッドストック品のKS/GSを扱いましたが、ほぼ同様に全滅状態でした。ごくごくまれに裏面が綺麗に残っているものもありましたが、どうやらコーティングの素材自体の耐性が弱かったようです…。まあ、革ベルトは実用してしまえば長くても2年くらいで交換する消耗品ですから、新品で販売されていた当時は問題にならなかったのでしょうね!
当然ですが純正KSバックルもついてます。今やこのバックルも単品では高値となってしまいましたね…..。
◎高精度実用向き国産腕時計。いかがですか?あなたがファーストオーナーになれるのですよ!!
製造年 |
---|
1974年 |
機械 |
自動巻 |
精度コンディション |
プライス |
自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
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ステンレス |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
36mm |
備考 |
2015年3月OH済み / デッドストック品 |
管理番号 |
K2161 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。