[K1501] SEIKO 45KS [販売済]
[販売済]
第2セイコー社(亀戸セイコー)が製造した手巻の10振動ムーヴメント、45系を搭載したGSです。
60年代に入った頃から「テンプの高振動化」が高精度を生むということで、世界の多くのメーカーが高振動ムーブメントの開発に挑み、ジラール・ペルゴやロンジンなどいくつかのメーカーが市販にこぎつけました。しかし、成功を収めたとは言い難い物でした。
そんな潮流の中にあって見事に「高振動=ハイビート」を手なずけたのが、まぎれもなくSEIKOだったのです。ハイビート化することにより機械全体および各構成パーツにかかる過大なストレスを、パーツの金属素材や形状の研究開発で克服して見事なハイビート機を世に送り出しました。のちの56系8振動機がより実用性重視とすれば、この45系10振動機は車でいえばF1マシンに搭載するエンジンにたとえられると思います。超高回転エンジンが絞り出すパワー….同じように高振動が紡ぎだす高精度。しかもSEIKOはそんな高精度モデルをレース用スペシャルとしてでなく日常使用のセダンで販売してしまった所に称賛されるべき意義があります。日本の技術は素晴らしいのです!
ちなみに、この45系は【天文台クロノメーター】のベースキャリバーでもあり、この天文台クロノメーターに関してはF1マシンのエンジンそのものと言っていいかと思います(なんと市販しましたが…)
腕時計ムーブメントの歴史的にも世界的にもとても評価の高い品です。ぜひ所有されて見てください!!!
製造年 |
---|
1970年 |
機械 |
手巻 / Cal.4500A |
精度コンディション |
プライス |
¥SOLD |
素材 |
---|
ステンレス |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
約35.5mm |
備考 |
2011年9月OH済 |
管理番号 |
K1501 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。