[K1514] SEIKO 24型”交換”時計 [販売済]
「交換時計」または「標準時計」などと称された24型サイズ(外形約58mm)の懐中時計最終型です。
[販売済]
電話がまだ直接ダイヤルでなく、交換手を呼び出して繋いでもらっていた時代の話です。
通話時間を計るために交換手の女性たちがこの時計とにらめっこしていたはずです…..。
主にそんな交換手たちに使われたために「交換時計」と戦前から称されてきました。
実際に戦前の24型ですと七宝文字板でニッケル素材むき出しのケースだったのですが、
以前はケースバックに「逓信省」(のちの電電公社につながるお役所)の刻印が打たれたものを見かけたものですが
最近はさすがに見なくなりました。
もうひとつの称号「標準時計」ですが、現品は本来はこのように称されていた時代の製品です。
昭和30年代、日本の景気も伸び続け日本中の街中に「時計屋さん」があふれていました。
そんな街の時計屋さんがオーバーホールしたり修理した時計の精度を見るための「標準機」として
この24型がSEIKOから供給されていたのです。そして販売の最後期にはそのムーブメントにキャリバーナンバー9119Aが与えられました。現品はそのキャリバーナンバーを持つ最終期バージョンです。
電波時計などなかった当時日本の時計店の修理技師の机にはこの24型が誇らしげに置いてあったはずです。
機械に関しては抜群の安定性を誇った19セイコーの機械そのものをさらに調整したものですので大変優秀な機械でした。
どうでしょう皆様もこの24型を御自身の「標準時計」にされてみては?オーバーホールしてからお納め致します!
製造年 |
---|
1969年 |
機械 |
手巻 9119A:19'''15石5振動 |
精度コンディション |
プライス |
OH・自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
---|
クロームメッキ |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
約58mm |
備考 |
箱付き |
管理番号 |
K1514 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。