[K1516] CITIZEN JET 21石 (N.O.S) [販売済]
シチズンの名機「ジェット」の21石未使用品です!
[販売済]
1961年(昭和36年)、シチズンの自動巻腕時計第2号機として発売されました。
それにしても「ジェット」というネーミングは何なのか…..御存じの方も多いでしょうがこの時計の機械が発する「音」に由来します!
この時計を左右に振ってみると…..耳を近くに当てなくても聞き取れるくらいの大きめな音で「ゴガゴゴーー~っ」という巻上げ音が聞こえてきます。いまやジェット機なんて飛行機として当たり前ですが、昭和36年当時は飛行機と言えばまだ「プロペラ機」を連想する人が多かった時代です。そんな時代にジェット機はあこがれの飛行機だったのです、そしてそのジェット機が飛び去る際の音♪♪…….「ゴゴー~っ」とこの機械の巻上げ音とが似ていた….あこがれのジェット機の音と似ていた…ということで採用されたという(噂です!)
最大の特徴は、自動巻の巻上げ機構にあり、画像から御確認頂けるとおり「ローター」と呼ばれる巻上げの錘が真ん中がくりぬかれた形状になっているのが見えると思います。通常の自動巻きは大体が扇型か半円型です。詳細の解説はかなり専門的となるので割愛しますが、この形状に連なる自動巻き機構全体から発する「音」が先に述べたジェット機音と似た音を発するわけです。
このムーブメントは当時としては直径自体が29mm(12.3/4”’)と大型で時計輪列部分も件の自動巻構造部分も全く新設計で相当な意欲作であったのです。正式キャリバーナンバーはないのですが社内では”H”と呼ばれのちに030~0310と変遷して呼ばれました。
そしてジェットは、シチズンの自動巻きとしては初のヒット作となり、のちに多くのバリエーションを生んでいきます。
現品はそんなジェットの「元」になるモデルと言えるでしょう。なんと未使用品でベルトもバックルもオリジナルのままです!
カレンダーの付かない時間のみを知らせる時計としての機能しか持たない機能美を感じるデザインでもあります。
皆様も昭和の「あこがれ」が詰まったジェットをぜひ使って(聞いて!)みませんか?
製造年 |
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1962年 |
機械 |
自動巻(Cal.H or Cal.030)12.3/4'''5振動 |
精度コンディション |
プライス |
自然故障6ヶ月保証付 ¥SOLD |
素材 |
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総金メッキ(20ミクロン) |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
約36mm |
備考 |
デッドストック品 / 2011年9月OH済み |
管理番号 |
K1516 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。