[K1504] SEIKO 57GSカレンダー [販売済]
セカンドGSの中期モデルが入荷です!
[販売済]
グランドセイコー・ファーストモデルのベースムーブとして使われたクラウン。セカンドモデルもこのクラウンをベースに35石化し、カレンダーを搭載しました。現品の正式なメーカー名称は「57グランドセイコーカレンダー」となります。(初期型正式名はグランドセイコーセルフデイター)
このセカンドモデルは販売された年次により機械・ケース・文字板のバリエーションが数種類ありその全容は完全には解明されていませんが、現品は結構少数のバリエーションに入ると思います。
次にステンレスケースをベースに考えた場合の大まかなバリエーションを記します。
前期型:
1963年11月製造開始のモデルでキャリバーナンバーは430で5振動の機械です。文字板にはChronometerの表記とケースバックはSEIKOでクロノメーターの象徴としていたライオンのメダリオンがありケースRef.は初期は43999でのちに5722-9990と変遷します。
中期型A:
キャリバーナンバーが5722Aとなりますが内容は430とほぼ同一と考えられ型番変更ととらえられます。ケースはほぼ5722-9990ですがごくわずか初期のころ43999もあったようです(ケースシリアル番号があまりに初期、つまり3で始まる場合は入れ替えの可能性あり)。
中期型B:
1966年初期から機械がバージョンアップされて5.5振動の5722Bとなります。そのうちでも最初期のものには未だ文字板にChronometer表示があり5722-9990でケースバックもライオンです。次いで文字板からChronometer表示が消えGSマークがつきますが、まだ5722-9990ケースでバックはライオンがいます。現品がこれに当たります。
後期型:
上記の中期型Bに次いでいよいよ後期型というべき最終仕様になります。機械は5.5振動の5722B。ケースは5722-9991となり、ケースバックからライオンは姿を消し、今日まで通ずる「GS」メダリオンとなりました。細かく分けると5722Bにも前期後期があり地板の一部変更や付く文字板のGSマークが大型から小型に変遷します。
というわけで、このセカンドモデルはかなりめまぐるしく変遷します。さらにはケースにキャップゴールドや18金ムクもあり、詳細な全貌はいまだ判然としないところがあるのです。謎のあるモデルってちょっとわくわくしますね!
現品の5722B自体は後期型に属します。5.5振動の高精度ムーブメントで評価の高い機
械です。文字板に少々の経年変化が見られ、またライオンメダルもちょっとテカリが出てきていますがケース自体はおそらくノーポリッシュでオリジナルの力強いラグのケースラインも綺麗に残っております。ケースはスクリューバックで機械はカレンダーもつき、ちょっと大ぶりなケースで人気も実用性も上々です。最近はセカンドモデルもかなり出なくなっております。ぜひ御検討下さい。
製造年 |
---|
1966年 |
機械 |
手巻 cal.5722B |
精度コンディション |
プライス |
自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
---|
ステンレス |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
36mm |
備考 |
2011年10月OH済 |
管理番号 |
K1504 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。