[K2915] SEIKO 18KYG ロードマーベル [販売済]
最高級機種です。
☆現品のケース製造年式は1961年(昭和36年)5月。
既に前年1960年の12月にご存知グランドセイコー・ファーストモデルが発売されており、厳密な意味ではこの現品が世に出たタイミングでは最高級機ではなかったのですが、、、18金無垢ケースという「高級品」としての「格」をこのロードマーベルは持っているのです。
そして、ロードマーベルこそがグランドセイコーが発売されるまでのセイコーの「最高級機種」であったことは事実なのです。
*初代ロードマーベルは11型マーベルの機械をよりブラッシュアップしたメカチューンを施し丁寧に仕上げたケースや文字板を搭載して発売されたものです。1958年(昭和33年)の事でした。その後11型マーベルの機械を発展させた12型クラウンが発売され、優秀な精度を出すこのクラウンをベースに「次なる高級機」として世に出たものがグランドセイコーとなりました。それが1960年12月…..ロードマーベルもいまだに市場にあり、ステンレス・総金張・18金無垢のバリエーションを持つ点で総金張りのみのGSとは一線を画しました。
*セイコー初の高級機種としての名誉はロードマーベルのもです。ロードマーベルの銘はその後も引き続き使い続けられ、12型クラウンベースとなります。機械は当初の11型5振動が12型5振動(5740A)>>5.5振動(5740B)と発展し、そしてあの意地の名機ロードマーベル36000(5740C)へとへと結実し1978年まで製造されます。第一期機械式時代の最後まで作り続けた手巻機械がグランドセイコーでなくロードマーベルであったことは特筆すべきでしょう!
*話がそれました、この11型ロードマーベル。ホントに見栄えのする良い美しい機械です。11型ということで、GS1stの12型より一回り小さい処がまた、何ともいじらしく可憐です(?)
文字板について、打ち込みロゴのものが一時期あり特に珍重されますが、現品は最後期のプリントロゴ。まあ、一番最初のSロードマーベルはプリントですからこっちが正統なのかとも思います!
というわけで、ホントはセイコーもまたこのロードマーベルの銘を使いたくなっているのではないかなぁと下衆の勘繰りをしたくなる今日この頃です!
なお、18金ケースは非常にラグが曲がりやすく現存するものでは中々ピットしたものがありませんから現品は更に希少です!
◎お勧め度極大の希少かつカレンな一本です。末永く大切に手元に置いてやってくださいませ<(_ _)>
製造年 |
---|
1961年 |
機械 |
手巻 |
精度コンディション |
プライス |
自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
---|
18KYG |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
34mm |
備考 |
2019年4月OH済み |
管理番号 |
K2915 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。