[K1530] SEIKO  GS1st後期モデル [販売済]

[K1530] SEIKO  GS1st後期モデル [販売済]

歩度証明書付きファースト
[販売済]
入 荷!
ノーポリッシュのケースでラグの面取りラインやバックのメダリオンも良好!文字板もうっすらと経年変化がある程度で優良個体です!

グランドセイコー・ファーストモデルと言えば、SEIKOが社内で独自に規定した精度基準で、15日間の歩度検定を行い、基準に通過したものだけに「歩度証明」を添付して販売したことで有名です。この検定自体はスイスの公式検定機関で行われていた”クロノメーター”検定を参考にしたもので、社内検定ではありますがセイコーは文字板に誇らしげに”Chronometer”の表示をしたものでした(後日スイスからクレームがつくというオマケ付きになってしまいましたが…..)

では、実際にはどのような15日間の“過酷な”検定をするのでしょうか?……以下の通りです!

1日目…..室温20度で文字板の6時方向を上にした垂直状態での「日差」測定

2日目…..同上。 そして2日目と1日目の「日較差」を算出。

3日目…..室温20度で文字板の3時方向を上にした垂直状態での「日差」測定

4日目…..同上。 そして4日目と3日目の「日較差」を算出。

5日目…..室温20度で文字板の9時方向を上にした垂直状態での「日差」測定

6日目…..同上。 そして6日目と5日目の「日較差」を算出。

7日目…..室温20度で文字板を下に向けた水平状態での「日差」測定

8日目…..同上。 そして8日目と7日目の「日較差」を算出。

9日目…..室温20度で文字板を上に向けた水平状態での「日差」測定

10日目….同上。 そして10日目と9日目の「日較差」を算出。

11日目….室温4度で文字板を上に向けた水平状態での「日差」測定

12日目….室温20度で文字板を上に向けた水平状態での「日差」測定

13日目….室温36度で文字板を上に向けた水平状態での「日差」測定….そして11~13日の各日較差の和を総温度較差で除し「温度誤差」を算出

14日目…..室温20度で文字板の6時方向を上にした垂直状態での歩度測定

15日目…..同上。最初の姿勢である1.2日目と14・15日目との「復元差」を算出

となります。

そして、得られたデータから、6つの「較差」を算出して、基準内に収まっていれば合格です。以下にその6つの較差と基準値(単位は秒)を記します。

a.5姿勢の平均日差….. -3.0 ~ +12.0 優秀級も-3.0 ~ +12.0

b.5姿勢の平均日較差….. 6.0  優秀級は4.0

c.最大日較差….. 10.0 優秀級は7.0

d.姿勢偏差….. + - 22.0 優秀級は+ – 16.0

e.温度誤差….. + – 1.0 優秀級は+ – 0.70

f.復元差….. + – 10.0  優秀級は+ – 7.0

上記のような基準で15日間の検定を行い、通過したものに実際の測定値を記載した「歩度証明書」を添付しました。

ちなみに、測定結果の記載はは「手書き」で行われています!まさに機械の「通知表」です!

製造年
1962年
機械
手巻 cal.3180
精度コンディション
プライス
自然故障6ヶ月保証付き
¥SOLD
素材
総14金張り
ケース径(リューズ・ラグ含まず)
34mm
備考
2011年12月OH済 / 歩度証明書付
管理番号
K1530
 
 

精度コンディションについて

  • 当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます

  • 現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。

  • 1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
    2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。

  • 要OHの状態です。日常使用には向きません。

*アンティークウォッチは当時の技術水準で製造されておりますので、現代の時計と比較すると、精度面で多少劣る場合もございます。  その為、1日最悪±3分前後の誤差は御了承下さい。 *但し、上記の状態全てにおいて現状販売でお買上げの場合、無償修理・クレーム等は一切お受け出来ませんのでご容赦下さい。