[K1539] SEIKO クラウン21石 [販売済]
SEIKOと言えば……..
[販売済]
グランドセイコーと言いたいところですが、そのベースとなったこの「クラウン」という方も多いはずです!
1959年(昭和34年)、諏訪セイコーのヒット作「11型マーベル」をベースに機械サイズを12型化した「クラウン」が発売されました。当初19石でスタートし、すぐに21石が追加され以後の主流は21石となります。ベースとなったマーベル自体がすでにとても優れた機械でしたが、12型化したことにより、大型テンプ、大型香箱(ゼンマイの入る車)となりより安定した機械が出来上がりました。セイコー中興の祖的ムーブメントといってよいと思います。
セールス的にも大成功で、優秀な精度と均一的大量生産による適正廉価供給で当時の腕時計市場の最大ヒット作であったはずです。1966年(昭和41年)まで生産されたとされており、総生産数は一説には500万個(!?)とも言われています……..すごすぎるヒット作に違いありません。人気があったのは消費者にのみならず当時の街の時計店の修理技師の方々もこぞってこのクラウンは絶賛しており悪く言う技師さんはいなかったようです。車に例えれば「カローラ」なんでしょうね!すばらしき実用品です!
そんなクラウンですが、最近では状態のバランスのとれた品がめっきり少なくなりました。現品はクラウンの典型的なケース/文字板/針の組み合わせで、あえて特徴を記せば、15.5型のケースサイズで(約36mm)当時のサイズとしては結構大きめですので今見ても小さい時計には見えません。ユーズドとしての各部の状態バランスもとても良い一本です。
あの昭和の熱い高度経済成長の時代、その経済を支えた逞しき一市民の腕にこのクラウンはあったのです!ぜひともよき昭和の熱き腕時計を使ってみてください。今でも十分実用に使えます!!(防水性は当時からありません)
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製造年 |
---|
1961年(昭和36年) |
機械 |
手巻:C.560;12'''21石5振動 |
精度コンディション |
プライス |
自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
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金メッキ / 金張り Ref.J15003E |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
36mm |
備考 |
GSファーストのベースになった機械です! |
管理番号 |
K1539 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。