[K1543] シチズン 沖縄復帰モデル N.O.S [販売済]
1972年:ニュースだらけの年!
[販売済]
昭和47年という年は、余りに沢山の重大なニュースに明けくれた年だったと思います。
★時計関連というか、「時(とき)」関連では、この年が歴史上最も長い1年でした。ん?長い一年?ってなりますよね!それは、まず閏年でしたので、1日の追加で366日。そしてなんと閏秒の調整が年間2回もあって+2秒…..つまりは1972年(昭和47年)は366日と2秒もあったのです。パソコンが今みたいに普及してたら世の中いったいどうなってしまったでしょうか…..と、それ以外にも「歴史に残る」と表現すべきニュースだらけでした。
★まずは、オリンピックイヤーです。当時は夏/冬同年開催でしたので、冬の「札幌」!「日の丸ジャンプ隊」….覚えてらっしゃいますかね?ま、まだ生まれてないという方も多々おるとは思いますが….そして夏の「ミュンヘン」黒い九月事件といわれたイスラエル選手殺害事件…….。この年は1月下旬にグアム島であの「横井庄一」さんが発見され、2月には「あさま山荘事件」、3月にローマクラブが「成長の限界」論文を出し、4月は川端康成氏が自殺するなど……もうなんだか戦後のひずみが出まくりの感がありましたが、なにはともあれ5月15日に沖縄の日本復帰となったわけです。
★その沖縄復帰を記念した腕時計をシチズンが発売しておりました。文字板に御存じ「首里城」の楼門を描き、復帰年である1972を記載しいかにも記念モデルでなければできない体裁であります。そしてこのモデルの凄いところは、なんと、記念祝賀の気分が抜けた暁にはどうぞ普通の腕時計としてお使いくださいとばかりに、バーインデックスの通常文字板を添付して販売した点ではないでしょうか?商品画像で専用の桐箱や記念の銀製メダリオン等と一緒に写っている薄青のプラケースに入っているのがそれです(撮影で光ってしまって見づらくてすみません)。も一つ凄いというかかなり力入っていた点はケースを総銀ムクで作っている点でしょう!!現在も含めて総銀ケースってのは意外に少ないです。懐中時代にはそこそこありましたが……。機械自体は南京虫の婦人用ですので取り立てて特徴はありませんが、これだけの付属品類が付いているデッドストック品もなかなかお目にかかれなくなりましたので、何かと話題の「沖縄」です。ぜひともご入手されて、沖縄問題につき熟考される機会となれば幸いかと……..ん?
★でですが、1972年につき蛇足します、この5月の沖縄復帰の後の重大出来事も記しておきたくなりました。
同じく5月の30日に日本赤軍がイスラエル・テルアビブ空港で乱射事件、6月は田中角栄通産大臣が「日本列島改造論」発表。同月、佐藤栄作首相退陣表明(テレビ中継のみで会見対応し偏向報道するから否だとして新聞記者を退席に追い込んだという素晴らしいパフォーマンス)。で7月、田中角栄内閣が誕生。8月、米地上軍ベトナム撤退。9月、田中角栄首相訪中し日中国交正常化=パンダ来京。10月、東名高速と中央高速が小牧JCTで連結。巨人軍がV8。11月、米軍のベトナム北爆。12月、北朝鮮で金日成国家主席選出 / 韓国朴正熙大統領に就任……..戦後の世界が日本が、激動して行く凄いダイナミックな年でした…….おしまい
製造年 |
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1972年 |
機械 |
手巻 |
精度コンディション |
プライス |
自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
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シルバー |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
30mm |
備考 |
デッドストック品 / 箱・冊子・etc有 / 2011年12月OH |
管理番号 |
K1543 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。