[S2657] IWC 18KYGレクタンギュラー ”カバードケース” [販売済]
特徴的なステップドカバー
☆ベルト取付ラグは特徴的なステップ三段が付いたカバード状でロレックスのエジプシャンケースを連想させます!そしてベルトの取り付けはバネ棒ではなく固定式バーとなっており、現在は美しいグロスクロコダイルのオーダーベルトを奢ってあります。
素材は18金無垢で外装は若干の磨きが入ってはいるようですが、あからさまにダレているような状態ではございません!
勿論IWCの純正ケースです
ケースに刻まれたシリアル番号から推定する製造年は1937年~1950年の間
名ムーブメントC.87のシリアル番号から判定した製造年は1937年となります。
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*ダイヤルについて考察致しますと、通常このタイプのレクタンギュラーケースに搭載されるダイヤルは「目玉マーク」でお馴染みのもので、現品のようなIWCのフルレターで無い物を多く見かけると思います。ではこのダイヤルはリダンなのでしょうか?
長年の経験からして、現品搭載のダイヤルがリダンとは到底考えられません。いわゆるパウダーホワイトの仕上げの表面は全体には綺麗ですが細かく観察していくと所々で明らかな経年変化がみられ、長い年月を経た状態であることが偲ばれます。判りやすい所ではエッチングされたアプライドアラビックインデックスをご覧頂くとご納得頂けると思います。インデックス表面のゴールドカラーが全ての数字で経年による腐食が出ています。また、International Watch Companyの筆記体ロゴは単なる平面的プリントではなく盛り上がりのあるエナメル系の立体度の高いものであり民間でのリダンで出来るものとは趣を異にします。
☆以上の点から考察すると、次のいずれかなのではないかと思われます。
1.機械は1930年代当時製造、ケースは50年頃までに製造され、その後ストックされていた両者に50年代頃に新しいもダイヤルをメーカーで組み込んで出荷したもの。(60年代位までは多くのマニュファクチャがこのような組み方で出荷しています)
2.元々はオールドの目玉ロゴだった個体をメーカー純正メンテナンスの際(50年代位)に純正サービスダイヤルに交換されたもの。
以上のどちらかの可能性が高いと思います。
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*30年代当時の目玉ロゴのみをオリジナルとしてお探しの方々には向かないと思いますので、どうぞ今この現状での経年したインタ―フルレターロゴのダイヤルとステップドカバードケースをお愉しみいただける諸兄にご検討頂けたなら幸いです。
本当にヴィンテージを愉しめる一本だと思います!!!!!
製造年 |
---|
1930年代 |
機械 |
手巻 cal.87 |
精度コンディション |
プライス |
自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
---|
18KYG |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
21.5mm×39mm(ラグ含む) |
備考 |
2022年8月OH済み |
管理番号 |
S2657 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。