[R710] ROLEX フラットバック ”P.ORR & SONS” ダブルネーム [販売済]
面白いモデルです!!
☆バブルバックと同一のトップケースを持つ「手巻」仕様を、そのバックの側の形状が平らなことから、通称で「フラットバック」と呼んでおります。
バブルバック同様に初期は4ピースケースから始まり、後年に2ピースとなる点で同様な変遷をたどります。
2ピースケースモデルではケースのREF.番号は2765が多いのですが、4ピース同様に時にREF番無しのモデルが出てきます….
こちらの個体もREF.無しです。そして、シリアル番号は当時よく見られる「再使用番号」でしょう。(通常の製造年研究データに照合すると1935年あたりになってしまいますので…)また、リューズも2765フラットバックはいわゆるデカリューズが付いているのですが、当モデルは40年代初頭に多く使われていたデベソタイプのものとなっております。
*この辺のヴァリエーション違いは、今回のインド・マドラスの有力時計店P.ORR&SONSの別注であったという点が絡んでいる可能性が高いと思います。今回のWネーム表記銘書体のダイヤルへの乗り具合を見ると、ROLEX OYSTERの銘と全く同一のインク素材と書体で入っており、明らかにロレックスの製造過程で入れられたWネームと判断できるため、通常ラインのフラットバックとは異なって仕様だったのではないかと推察します。
*外装ケースのトップ側は磨きなしですが、ケースバック表面は機械仕上げで磨かれております。表面に少々凸凹した箇所があるので献辞等を消して磨き込んだのかもしれません。ダイヤルは良い感じの自然な経年変化がでて味わい深いものとなっております。この感じは夜光が入らなかったダイヤルのためにうまく均一に変化したものでしょう!
*機械は10.5型の当時の標準機C.700系の17石仕様を搭載しております。OHしたてです!
製造年 |
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1940年代 |
機械 |
手巻 |
精度コンディション |
プライス |
自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
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ステンレス |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
30mm |
備考 |
2023年9月OH済み |
管理番号 |
R710 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。