[K1003] SEIKO ジャイロマーベル [販売済]
諏訪セイコー社製造。製造期間1959年(昭和34年)~1960年(昭和35年)
[販売済]
マーベルの名が示す通り、手巻「マーベル」そのものの輪列の上に新開発の自動巻機構を乗せた2階建て構造で、「SEIKOのバブルバック」と評すべき機種です。また、発売初年は昭和34年(1959年)であり、「自動巻腕時計」が一般に普及する直前の時代であり、自動巻を「廉価に供給する」という戦略モデルでもあったはずです。それは、輪列機構を既存のマーベルのもので流用するということで「開発コスト」を抑えると言う意図が如実に感じられます。実際のセールスはまあまあだったようですが、流石セイコー社、既存のムーブ一部流用ではよしとしなかったのでしょうか、このジャイロマーベル発売翌年の昭和35年で製造を打ち切り、後継機であるオールニュー設計の62系セイコーマチックを同年発売します。しかし、このジャイロマチックの自動巻機構に採用された、巻き上げを司るパーツ「マジックレバー」こそはその後の各種セイコー自動巻モデルに長きにわたり使われ続けたわけで、その点でこのジャイロマーベルはセイコー自動巻史上の重要モデルともいえましょう!!
(程度について、一見すると気付きませんが、外装の金メッキ表層が所々少々剥れています。ケースサイドの写真をご参照ください。)
製造年 |
|---|
| 1960 |
機械 |
| (C.290)11'''17石5振動 自動巻 |
精度コンディション |
プライス |
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自然故障6ヶ月保証付き ¥SOLD |
素材 |
|---|
| 金メッキトップ&ステンレスバック |
ケース径(リューズ・ラグ含まず) |
| 35mm |
備考 |
| メッキが所々少々剥れています。2009年7月OH済 |
管理番号 |
| K1003 |
精度コンディションについて
当店規定の精度レベルです。すぐのOHやメンテナンスをせずにご使用頂ける状態と思われます
現状で作動しています。但し、OHが必要になってくる時期と思われますので、日常的にご使用になられる場合はOH付がお薦めです。
1) 機械部分が長らくメンテナンスされていないデッドストック品、または
2) 作動はしますが、日差・テンプの振り等が安定しない状態の品になりますので、ご使用になられる場合は早めのOHをお薦め致します。要OHの状態です。日常使用には向きません。







